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哀しみでしか、癒せない哀しみもある

DROWNING IN MELANCHOLYはメランコリックな音楽が三度の飯より好きな筆者が、ダークなシューゲイズ/ドリームポップおよびその周辺の音楽を厳選して紹介するサイトです。

なぜ“ダーク”シューゲイズ?

フィードバック・ノイズの嵐に浮遊するささやくような歌声や甘く蕩けるようなメロディといった特異な個性を持つシューゲイズ。この音楽に“癒やし”または“救い”を求める方が多く存在します。

かつて私は海外の耽美なシューゲイズ/ドリームポップを中心に聴いていましたが、あることがきっかけで日本のシューゲイズシーンに興味を持ちました。そこで様々なライブを体験していく中で、日本はポップでキャッチーなものが好まれる傾向が強いという印象を持ちました。

私はそういった音楽ももちろん好きなのですが、根っからのペシミストだったため、人並みに楽しめはすれどそれらに心の底から“救い”を見出すことはありませんでした。

人間は“楽しい”よりも“苦しい”や“哀しい”の出来事の方が強く記憶に残りやすい傾向があるそうです。であれば哀しみに沈んだ気持ちは、楽しさでは上書きできない。だからこそより深い哀しみで紛らわすのが私にとっての妙薬。哀しみの底であえいでいる時に一緒に寄り添ってくれる、そんな音楽を私は愛して止まないのです。

そんなシューゲイズが存在するの?と思われる方もいるかも知れませんが、少数派ながら確かに存在します。私以外にもそういった嗜好を持つ人たちが多く存在すると信じて、このダーク・シューゲイズ専門のレビューサイトを立ち上げました。

選考基準

“1曲でもシューゲイズ要素がありさえすればOK”というゆるゆる判定のため、ネオクラシカル・エセリアルウェイヴ・ダークウェイヴ・ポストパンク・ポストロック・ポストメタル・ポストブラックメタル・アトモスフェリックドゥームメタルといった他ジャンルの作品も多分に含まれております。何卒ご了承くださいませ。

ベストアルバムに関しては、昨今EPをメインに制作しているアーティストが多いため、フルアルバムだけでなくEPも対象にしています。

レビューは簡単なコメントの他、Dark・Heavy・Noisy・Fast・Extremeの5つのパラメーターをグラフにしています。要は右にメーターが振れているほどヤバいやつってことです。

それではダーク・シューゲイズ・ワールドへの旅を始めよう──