Abstract Void

Back to Reality

Abstract Void

Back to Reality

  • release date /
    2018-10-26
  • country /
    Russia/Planet Earth
  • gerne /
    blackgaze, synthwave, blackwave
Light
Dark
Soft
Heavy
Clear
Noisy
Slow
Fast
Pop
Extreme

プラネットアース発(公式発言)独りシンセウェイヴ/ブラックゲイズ2nd。甘いノスタルジーをまとったシンセウェイヴと激しく凶暴なブラックゲイズが奇跡の融合を果たした怪作。

クラブミュージックとブラックゲイズのクロスオーバーはViolet ColdやMesarthimを始めいくつか存在しますが、完全にシンセウェイヴへフォーカスしたケースは非常に珍しいと思います。

一見ミスマッチな組み合わせながら、いざ聴いてみるとミラーボールが輝くダンスフロアに野生の獣が解き放たれたような感覚に新鮮な感動を覚えたものです。シンセウェイヴと他ジャンルのクロスオーバーは色々聴いてきましたが、これは極めつけでした。

今回は2023年までにリリースされた4作の中からシンセウェイヴとブラックゲイズがもっともうまく調和している2ndをピックアップ。試聴してピンときたのであれば全作まるっと聴いても損は無いと保証します。

シンセウェイヴ、ブラックメタルのファンはもちろん、M83やCity Flankerを聴いて「ちょっと刺激が欲しいな〜」とお思いの方はぜひお試しあれ。

記事を書くにあたって詳しい経歴を調べたところ、A Light in the DarkやSkyforest(いずれもブラックメタル界では名の知られたアーティスト)のB.M.氏のプロジェクトと判明。彼はあまりエレクトロミュージックを聴かないらしく、唯一インスピレーションを受けたのはMiami Nights 1984(シンセウェイヴ界で最も著名なアーティストの1つ)だというから驚き。それでもうまいこと作れちゃうセンスに脱帽です。