REVIEW

タイ発シューゲイズ／ドリームポップバンドの1stアルバム。

元はパンク系のバンドで、Turnoverの名盤『Peripheral Vision』をきっかけにシューゲイズを作るようになったもよう。バンド名のDeath of HeatherはPale WavesでGt/Voを務める“Heather Baron-Gracie”とWhirrとNothingのメンバーが立ち上げた“Death of Lovers”をかけ合わせたもの。

音楽性をオタク向けに例えるならThe Cure × DIIV × Cigarettes After Sexといった感じでしょうか。気怠い男性ボーカルと繊細なギターが醸し出す物憂げなムードがたいへん美味しゅうございました。 常夏の国タイのバンドがこんな音を出しているとはなかなか意外ですね。（数年後、来日公演を拝むことになろうとはつゆ知らず……）