V.A.

I Saw The TV Glow (Original Soundtrack)

V.A.

I Saw The TV Glow (Original Soundtrack)

  • release date /
    2024-05-10
  • country /
    various countries
  • gerne /
    shoegaze, dream-pop, doomgaze, alternative-rock, indie-pop, indie-folk, ambient, soundtrack
Light
Dark
Soft
Heavy
Clear
Noisy
Slow
Fast
Pop
Extreme

A24が贈る青春スリラー映画『I Saw The TV Glow』のサウンドトラック。

インディー〜メジャーシーンから豪華アーティストが結集した音楽ファン垂涎のコンピレーションとなっています。以下、アーティスト一覧。

Sloppy Jane Feat. Phoebe Bridgers, Snail Mail, Alex G, King Woman, Caroline Polachek, Yeule, Florist, Bartees Strange, Drab Majesty, Frances Quinlan, Jay Som, L'Rain, Maria Bc, Proper, Sadurn, The Weather Station

どこかの大型フェスですか?ってくらい充実のラインナップ。さらに劇伴担当はAlex G!

ここではシューゲイズ・ドリームポップ好きにお馴染みのyeule・Jay Som・Drab Majesty・King Womanをピックアップ。

yeuleによるBroken Social Scene『Anthems For A Seventeen Year Old Girl』のアレンジバージョンはティーザーにも起用され、映画のミステリアスな世界観を象徴する1曲となっています。


Jay Som『If I Could』は彼女らしさが炸裂した爽やかなドリームポップ/インディーロック。今にも潮騒が聞こえてきそうな心地よさ。

白塗りの魔術師デュオDrab Majestyによる『Photograph』。キラキラ輝くギターとシンセに導かれ、80年代のダンスフロアへタイムスリップ。いつもよりキャッチーで思いっきりThe Cureに寄せてきましたね。

最大の目玉はKing Woman。Whirrの元ボーカリストという経歴を持つKris Esfandiariを擁するポストメタル/ドゥームゲイズ・バンド。彼らの代名詞である妖しく美しいメロディとヘヴィネスが炸裂しています。しかも2曲収録という力の入れよう。

こんな暗い曲どこで使うんじゃい!と思いましたが、劇中でKris Esfandiari本人がKing Womanとしてカメオ出演しているらしく、どこかで演奏シーンが描かれるのかもしれません。

また劇中のTV番組の名前がCocteau Twinsのコンピレーションアルバム『The Pink Opaque』からの引用であることも見逃せない。

映像面でもレトロなテレビをモチーフにしたガジェットはペルソナ4のマヨナカテレビ、テレビに頭を突っ込んだシーンはゲーム版lainの柊子さんを連想させるなどゲーオタ的にも興奮を禁じえません。日本公開が待ち遠しいですね。

※グラフはKing Womanの2曲が対象