Graywave

Dancing in the Dust

Graywave

Dancing in the Dust

  • release date /
    2024-05-31
  • country /
    UK
  • gerne /
    shoegaze, alternative-rock, grunge, gothic-rock, gothic-metal, post-punk, darkwave
Light
Dark
Soft
Heavy
Clear
Noisy
Slow
Fast
Pop
Extreme

UKバーミンガムのシューゲイズ・バンドによる3rdEP。

Graywaveは、Jess Webberleyのソロプロジェクトとしてスタートし、現在はZak Jenkins (drums), Oliver Beardmore (guitar), Joe Galkowski (Bass) が加わり4人編成のバンドとして活動中。

クラシックなドリームポップ〜シューゲイズだったデビューEPから、ヘヴィ路線にシフトした2ndEPの時点でその片鱗はありましたが、ここに来てトリップホップ、ダークウェイヴ、ヘヴィメタルなどの要素を取り入れ、ダークな感性が一気に大爆発。

Chelsea WolfeとEmma Ruth Rundleに大きなインスピレーションを受けたというJess  Webberleyのボーカルは、毒気を帯びた低音と幽玄な美声を巧みに使い分け、ダークなサウンドに深みを与えています。ギターはヘヴィで激しくうねりつつも、アメジストのごとき煌めきでコーティングされ、しっかりシューゲイズの血を感じさせてくれます。メロディも単に美しいだけでなく妖艶かつ不穏で、インディーロック〜シューゲイズファンだけでなく、血に飢えたヘッドバンガーや闇を愛するゴスたちの心をも捕らえることでしょう。さすがType O Negativeをお気に入りに挙げるだけありますね。

イチオシは#2"Blur Into One"。ゴリゴリにヘヴィでありながらSlowdiveやCocteau Twinsの耽美性もあわせ持つ「これぞダークシューゲイズの真骨頂」というべき名曲。本年度ベストチューン筆頭候補の1つ。

#6"Dancing in the Dust"ではポストパンク〜ダークウェイヴ風のダンスチューンを披露。まるでCHVRCHESやPale Wavesを超ヘヴィにしたかのような新たな一面を見せてくれます。

最近ではUKのゴシック系シューゲイズ・デュオZetraの新曲にバッキングボーカルとして参加したり、UK・EUのツアーエージェンシーと契約するなど活躍の場をさらに広げているようです。また、数年のうちにフルアルバムを完成させたいと語っており、今後が非常に楽しみですね。Chelsea WolfeやKing Woman、Slow Crushなどがお好きな方は必ずチェックされたし。