
Teresa In the Moon
Amygdala
Teresa In the Moon
Amygdala
- release date /2024-07-15
- country /Mongolia
- gerne /dream-pop, new-wave, post-punk, darkwave, synth-pop
モンゴルのポストパンク/ドリームポップ・バンドの1stアルバム。2019年の結成当初はIvy In My Mindというバンド名でドリームポップをやっていましたが、2020年にTeresa in the Moonへ改名し、ポストパンク、ドリームポップ、ニューウェイヴをブレンドした80年代色の濃い音楽性へと変化。現在はギターボーカル、ベースボーカル、シンセ、ドラムの4人編成となっています。
Teresa in the Moonというバンド名は、1972年にアポロ17号の船長ユージン・サーナンが娘の名前「Teresa Dawn Cernan(テレサ・ドーン・サーナン)」を略して「TDC」と月面に書いたエピソードが由来。風や空気の無い月面で永遠に風化しないその名のように、リスナーに永く語り継がれて欲しいと願って名付けたのでしょう。
Amygdala(扁桃体)と名付けらた本作は、ダークなポストパンクと耽美なドリームポップを融合した光と闇が交錯するサウンドスケープが特徴。また、ギターボーカルOchir Munkhgerelのクラシックな80’sゴス由来の低音ヴォイス、ベースボーカルSaran Batbilegの繊細なウィスパーボイスという対称的な声質のツインボーカルも見どころの1つ。#2“Monochrome”や#4“Ivy”、#5“About US”で個性的なツインボーカルのハーモニーが披露されており、光と闇、幸福と悲哀が同居するTeresa in the Moonの世界観を代表する楽曲となっています。おなじみのDIIV風のキラキラしたアルペジオにもどことなく東洋的なメロディセンスが感じられる点もモンゴル産ならではの強みでしょう。
モンゴルはThe HUのような伝統音楽を取り入れるアーティストのイメージが強かったので、ゴスとドリームポップのクロスオーバーが存在するとは嬉しい発見でした。今後の活動が楽しみです。