Myriad Drone

Arka Morgana

Myriad Drone

Arka Morgana

  • release date /
    2019-10-18
  • country /
    Australia
  • gerne /
    blackgaze, post-metal, post-rock, shoegaze
Light
Dark
Soft
Heavy
Clear
Noisy
Slow
Fast
Pop
Extreme

オーストラリアのメルボルン発シネマティック・ポストメタル・バンドMyriad Droneのデビューアルバム。2014年に結成され、Shane Mulholland (Gt/Vo)、Jacob Petrossian(Gt)、Simon Delmastro(Ba)、Frankie Demuru(Dr)の4人編成で活動中。ポストメタルの重鎮Russian Circlesのニュージーランドツアーや、同郷のフォーク/ブラックゲイズSulduskのリリースツアーのサポートを務めるなどライブ活動も精力的に行っています。

Myriad Droneの最大の魅力は、物語のように壮大なサウンドスケープにあります。ポストロックをベースにプログレッシブなリズムチェンジやポストメタルの重厚なギターリフ、ブラックゲイズの激しいビートなどを巧みに織り交ぜ、緩急の付いたダイナミックな展開を構築。ギターは繊細なクリーンと流星のごとき煌めきをまとった轟音を使い分け、さらにグレゴリオ聖歌を思わせる神々しい歌声が重なることで、古代の神殿から銀河の中心まで横断するようなスケール感を生み出しています。特に#5“Atonement”では轟音と美声が激しくせめぎ合い、あまりの荘厳さに畏怖の念すら覚えるほど。

YouTubeのポストロック専門チャンネルWhere Post Rock Dwellsで2019年のベストアルバムの第5位に輝くなど、その実力は折り紙付きながら、現在のSpotifyのリスナー数は3桁と過小評価も甚だしい限り。一刻も早く全世界に見つかって欲しいと願うばかりです。

なお2024年に入って2ndアルバムから新曲がいくつかリリースされたのですが、邪悪なスクリームも取り入れてますますドラマティックに進化を遂げています。特に1stシングルのForlorn Hopeでは神と悪魔によるアルマゲドンさながらの壮絶な歌唱を披露しており、今年リリースされたシューゲイズ系の楽曲の中でもトップクラスに気に入っています。もうアルバムが待ち遠しいあまり、頭がどうにかなってしまいそうです。Sigur RósやAlcest、Holy Fawnなどのファンは必ず押さえておきましょう。