Bubble Tea and Cigarettes

we should've killed each other

Bubble Tea and Cigarettes

we should've killed each other

  • release date /
    2024-11-01
  • country /
    US
  • gerne /
    bedroom-pop, dream-pop, ethereal-wave, indie-pop, bossa-nova
Light
Dark
Soft
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Pop
Extreme

ロサンゼルス州シアトル発ドリームポップ・デュオの2ndアルバム。2019年にNYでAndi WangとKat(Ruinan Zhang)によって結成され、ヨーロッパの映画音楽や日本の音楽、ボサノヴァなどのブラジル音楽を織り交ぜたメロウでドリーミーなサウンドを特徴としています。1stアルバムから2年ぶりとなる本作でも、温もりと切なさ、冷たさと哀しみが渾然一体となった極上の美酒を醸造しています。

孤独感が漂うワルツ調の前奏曲#1“Dead Flowers”に続く#2“Plane Crash”「一緒に同じ飛行機に乗って(墜ちて)死ねたらいいのに」という狂おしい想いが綴られたラブソング。「あなたのために世界を滅ぼしたい」というフレーズがセカイ系脳に突き刺さってまたしても悶絶。また、MVの草原のシーンは『リリィ・シュシュのすべて』を彷彿とさせますが、#7“Swallowtail Butterfly”の歌詞も『スワロウテイル』をオマージュしており、彼らが岩井俊二の熱心なファンであることが窺えます。この件はどこかの日本のメディアがインタビューで深堀りしてくれると期待。

私のイチオシは#3“Envelope”。浮遊感のあるシンセがたなびく中、恋人たちの睦言のようなツインボーカルが溶け合う陶酔美はMen I Trushに匹敵するレベル。ラストの#8“Glider”は温かく穏やかなムードながら、ビタースウィートな歌詞が綴られていて、滅亡を迎えた世界に取り残された2人が手を取り合いながら、水の底へと沈んでいくようなシーンが浮かんできます。アルバムタイトル“we should've killed each other”は往年の名作物語で描かれてきた想い合う2人が互いの命を断つという『究極の愛』を象徴しているのかもしれません。

1stの完成度の高さゆえにハードルが上がりまくりでしたが、全くもって杞憂でした。リリースから1ヶ月後に開催される再来日公演は間違いなく盛り上がりそうですね。むろん私も行きますとも!

シアトルのドリームポップ・デュオBubble Tea and Cigarettes、2024年12月9日(月) 新宿MARZにて再来日公演決定!

さてそんなBubble Tea and Cigarettesですが、影響を受けたアーティストの1つに日本のLampを挙げているんですよね。ブラジル音楽のエッセンスや男女ツインボーカルなど、共通項が多い両者は相性ぴったり間違いなし。どなたか対バンをご検討のほどよろしくお願いいたしますッ!(土下座ッ)