
SPC ECO
How Did We Get Here?
SPC ECO
How Did We Get Here?
- release date /2024-03-15
- country /UK
- gerne /dream-pop, industrial, shoegaze, trip-hop
元CurveのDean Garciaとその娘であるRose Berlinによるシューゲイズ/トリップホップ・デュオの17thアルバム。10thアルバム『Fifteen』以降、毎月リリースを継続するマラソンのようなシリーズを経て、2023年に活動休止を挟んでから約1年ぶりの新作となります。
SPC ECOは、インダストリアル・シューゲイズの革命家であるCurveのサウンドを継承しつつ、Massive Attackの陰鬱で重厚なトラックにCocteau TwinsやTamarynのような幽玄美を加えた独自のサウンドスケープを作り上げています。一時期はシューゲイズを離れてダークなトリップホップに傾倒していましたが、本作は随所に美しいテクスチャーのギターが顔を出し、シューゲイズとトリップホップがバランスよく配分されています。イチオシはDiamond Rayをフィーチャーした#3“Look Down”と#7“Toch The Light”。宇宙空間を漂いながら星雲とランデブーしているかのような美しいナンバー。
なおDean Garciaは1958 年生まれの66歳(Wiki調べ)ながら、今年はSPC ECOだけでなくBlured City Lightsの新作もリリースしており、創作意欲の旺盛さには感心するばかり。毎月リリースしていた期間を振り返っても、『The Art of Pop』期のような明るくアップテンポのものや、ミニマルでスペーシーなもの、Curveを継承したノイジーなシューゲイズまで多彩な作風を見せており、探求心が一向に衰えていないことが分かります。きっとこの先も活きの良い楽曲を届けてくれることでしょう。新作を匂わせつつ一向に進展が無いマイブラのKevin Shieldsさん(1963生まれ61歳)に爪の垢でも煎じて飲ませてあげたいです。
さて、膨大な作品数を誇るSPC ECOですが、「どれから聴いたら良いか分からん」とお困りの方に私のおすすめを挙げておきます。
【シューゲイズ系】
3 D (2010)
You Tell Me (2011)
Sirens and Satellites (2013)
【ダーク系】
Dark Notes (2012)
Dark Matter (2015)
All We Have Is Now (2016)
Anomalies (2016)
Fifteen (2019)
【ポップ系】
この機会にぜひSPC ECOとともに壮大な宇宙の旅を味わってみてください。