
Sadness
your perfect hands and my repeated words
Sadness
your perfect hands and my repeated words
- release date /2024-08-23
- country /US
- gerne /blackgaze, emo, post-black-metal, post-rock, shoegaze
アメリカを拠点に活動するDamian Anton Ojedaによるデプレッシブブラック/ブラックゲイズ・プロジェクトの2024年作。最近の傾向から予想してはいましたが、いよいよ本格的に光属性へと変貌を遂げました。悲痛なスクリー厶を封印し、愛と希望に満ちた美しいサウンドスケープを徹底的に描いています。そこにはかつてあった深い哀しみは見当たりません。
思わず「節子!それSadnessやない!Happinessや!」とツッコミたくなるけれど、何がともあれ幸せならOKです! 絶望を乗り越えた先に訪れるハッピーエンドほど尊いものはありませんしね。ただし、だいぶ光寄りになったとはいえ、鼓膜を破壊せんばかりの激しいギターノイズと神々しい美メロのハーモニーが生むカタルシスは健在なのでご安心ください。
近年のパンデミックや戦争がもたらした暗いムードを払拭するかのようにAlcestやParannoul、MONOといったアーティストがこぞって希望に満ちた作品をリリースしましたが、その中でもSadnessは元がダークなのもあって、ひと際まばゆく輝いていたと思います。長いトンネルを抜けた先で、光がいつもより眩しく感じるように、闇と光は表裏一体なのです。
そんなSadnessですが、突如Patreonで引退宣言(現在は削除済み)をしてファンを驚かせたものの、現在も活動を継続しており、10月にはライブも行ったようです。いつか彼が日本へ来てくれるその日まで、私はこの幸せを耐え抜いてみせる──(きづきあきら『メイド諸君!』から引用)
なお2024年にリリースされた3作の所感ですが、それぞれわずかに特色が異なる印象を持ちました。
- 『your perfect hands and my repeated words』:ドリームポップ〜シューゲイズ〜ポストロックのバランス系
- 『i want to make something as beautiful as you』:ポストロック寄り
- 『i love you』:シューゲイズ寄り
当サイトは最もキャッチーな本作をピックアップしていますが、いずれも劣らぬ名作なので、ぜひまとめてチェックしてください。