
DIIV
Frog In Boiling Water
DIIV
Frog In Boiling Water
- release date /2024-05-24
- country /US
- gerne /shoegaze, alternative-rock, grunge, dream-pop
NYのシューゲイズ・バンドの4thアルバム。ヘヴィ路線へ舵を切った"Deceiver"から5年ぶりとなる新作ですが、またしてもじっとりと暗いムードが充満しています。キラキラしていた1stアルバム"Oshin"に比べたらリゾートビーチから熱帯雨林へお引越ししたんかってくらいのジメジメっぷり。
前作より轟音度は控えめなため、人によっては退屈に感じるかもしれませんが、丁寧に紡がれる雨情めいたメランコリアはどっぷり沈みたい時にうってつけ。私はむしろ前作より気に入っています。#3"Rainning On Your Pillow"、#4"Frog In Boiling Water"、#7"Somber The Drums"などピックアップしたい曲が目白押し。
ちなみにアルバムタイトルの"Frog In Boiling Water"は、ダニエル・クインの"The Story of B"で言及された「沸騰したお湯にカエルを落とすと必死になって這い上がろうとするが、ゆっくりと温められると気づかず茹でガエルとなってしまう」という寓話が元になっています。
資本主義の生み出す格差を仕方ないと受け入れ、SNSでは自己の正義観の赴くまま真偽も確かめず誹謗中傷に加担し、アルゴリズムの奴隷となり与えられた享楽を自堕落にむさぼる人々のなんと多いこと。危機感を抱かずに漫然と過ごしていると、いつの間にか我々も沸騰するディストピアの中で茹でガエルになってしまうのかもしれません。カエル……じゃなくてニール・ディランディのように世界に銃口を突きつけ「よお、こんな世界で満足か?俺は嫌だね」と言い放ち続けたいものです。

BleakHeart
Silver Pulse
BleakHeart
Silver Pulse
- release date /2024-05-24
- country /US
- gerne /doomgaze, folk, gothic-metal, post-rock, post-classical, shoegaze
コロラド州デンバー発ドゥームゲイズ・バンドの2ndアルバム。前作のメンバーであるJP Damron(Gt)、Mark Chronister(Gt)、Kelly Schilling(Vo/Key/Syn/Ba)、Joshua Quinones(Dr)に、新たにKiki GaNun(Vo/Syn)が加わり、女性ツインボーカル&ダブルキーボードというユニークな編成となりました。
フューネラルドゥーム級の暗さと重さだった前作をベースに、ポストロックやフォーク、ネオクラシカルなどを彷彿とさせる繊細で優雅なサウンドを開花。Kelly SchillingとKiki GaNunによるツインボーカルとダブルキーボード、さらにストリングスカルテットが加わることで重層的で美しいハーモニーが生まれ、濡羽色のベルベットに包まれながら眠りに落ちるような感覚へと誘ってくれます。ダブルキーボードの強みを活かしドラマティックに盛り上げる#1“All Hearts Desire”、ツインボーカルが絡み合いながら、痛みに蝕まれていく様を描いた#3“Where I'm Disease”、ストリングスのたおやかな調べと重厚なギターによる葬送曲#6“Falling Softly”などは彼らの新境地たる名曲。
shedfromthebodyやLethian Dreams、Darkherなどのフォーク要素のあるドゥーム系が好きな人はぜひ。

Graywave
Dancing in the Dust
Graywave
Dancing in the Dust
- release date /2024-05-31
- country /UK
- gerne /shoegaze, alternative-rock, grunge, gothic-rock, gothic-metal, post-punk, darkwave
UKバーミンガムのシューゲイズ・バンドによる3rdEP。
Graywaveは、Jess Webberleyのソロプロジェクトとしてスタートし、現在はZak Jenkins (drums), Oliver Beardmore (guitar), Joe Galkowski (Bass) が加わり4人編成のバンドとして活動中。
クラシックなドリームポップ〜シューゲイズだったデビューEPから、ヘヴィ路線にシフトした2ndEPの時点でその片鱗はありましたが、ここに来てトリップホップ、ダークウェイヴ、ヘヴィメタルなどの要素を取り入れ、ダークな感性が一気に大爆発。
Chelsea WolfeとEmma Ruth Rundleに大きなインスピレーションを受けたというJess Webberleyのボーカルは、毒気を帯びた低音と幽玄な美声を巧みに使い分け、ダークなサウンドに深みを与えています。ギターはヘヴィで激しくうねりつつも、アメジストのごとき煌めきでコーティングされ、しっかりシューゲイズの血を感じさせてくれます。メロディも単に美しいだけでなく妖艶かつ不穏で、インディーロック〜シューゲイズファンだけでなく、血に飢えたヘッドバンガーや闇を愛するゴスたちの心をも捕らえることでしょう。さすがType O Negativeをお気に入りに挙げるだけありますね。
イチオシは#2"Blur Into One"。ゴリゴリにヘヴィでありながらSlowdiveやCocteau Twinsの耽美性もあわせ持つ「これぞダークシューゲイズの真骨頂」というべき名曲。本年度ベストチューン筆頭候補の1つ。
#6"Dancing in the Dust"ではポストパンク〜ダークウェイヴ風のダンスチューンを披露。まるでCHVRCHESやPale Wavesを超ヘヴィにしたかのような新たな一面を見せてくれます。
最近ではUKのゴシック系シューゲイズ・デュオZetraの新曲にバッキングボーカルとして参加したり、UK・EUのツアーエージェンシーと契約するなど活躍の場をさらに広げているようです。また、数年のうちにフルアルバムを完成させたいと語っており、今後が非常に楽しみですね。Chelsea WolfeやKing Woman、Slow Crushなどがお好きな方は必ずチェックされたし。

Aythis
Celestial Exile
Aythis
Celestial Exile
- release date /2024-06-02
- country /Netherlands
- gerne /ethereal-wave, doom-metal, post-rock, dream-pop, shoegaze, darkwave, neoclassical, ambient
フランスの暗黒ドゥームメタル・バンドLethian DreamsやRemenbranceのボーカリストとして名を知られるCarline Van Roosのソロプロジェクト。今回はダブルアルバムでのリリースとなります。こちらで紹介する“Celestial Exile”は前作のエセリアルウェイヴ〜ドリームポップ路線に加え、従来の神秘的なネオクラシカル/ダークウェイヴ、Lethian Dreams由来のアトモスフェリックなドゥームメタルがバランスよく配分され、Aythisにまつわる音楽性を一度に網羅できる作品となっています。
Carline Van Roosの氷の精ごとき儚く美しいボーカルとはらはらと舞う淡雪のようなギター、冷気をまとうシンセは本作でも健在で、目を閉じて聴けば意識がたちまち氷点下の銀世界へと誘われることでしょう。真冬に聴こうものならシャイニングのジャック・ニコルソンよろしくカチカチの氷漬けになりかねないため、しっかり防寒対策をして味わうことをオススメします。
私のイチオシは前作のエセリアルウェイヴ路線を継承した#1"The Endless"と、凍てつくような哀しみをたたえたドゥームメタル~ポストロックの#3"Moonsong"。Lethian Dreams信者なのでこういうヘヴィでスロウな曲には否が応でも身体(首)が疼いてしまうのよね。
なおダブルアルバムのもう一方の"Lost Lighthouse"は本作をベースに異なるアレンジを施したバージョンとなっているため、ぜひ聴き比べてみることをオススメします。

雪国
pothos
雪国
pothos
- release date /2024-06-05
- country /Japan
- gerne /indie-rock, slowcore, post-rock, shoegaze, dream-pop, folk
川端康成の代表作の名を冠する東京の3ピース・インディーロック・バンドのデビューアルバム。
彼らの最大の武器は侘び寂びを感じさせる美しいメロディ。ポストロックやスロウコア、シューゲイズ、フォークなど様々な要素が絡み合って生み出された叙情美に雪の情景を重ねずにはいられません。特に繊細なトーンのアルペジオや透明感のある切ない歌声がいっそう雪のイメージを強く印象付けます。
朝日をいっぱいに反射して眩く輝く雪、鉛色の空からはらはらと舞う雪片、荒涼とした原野に荒れ狂う吹雪、目の眩むほど広大な純白の雪原……1時間強、全15曲によって雪国の美しさをすべて網羅せんばかりの濃密な世界観が描かれています。
ラジオのインタビューによると彼らは特定のジャンルやバンドを目標にしているわけではなく、自分たちが好む音を紡いで“雪国に抱く憧れ”を表現しているそうです。
私は彼らの繊細な叙情美からスピッツやきのこ帝国、羊文学などの影響が少なからずありそうだとにらみましたが、WhirrやKauanを連想させる凍気も感じられ、その筋のシューゲイズ〜ポストロックを好む人にもぶっ刺さることでしょう(つまり私)。
そんな私が選ぶベストソングは#1"本当の静寂"。しっとり歌い上げる導入から、一気にアルバム随一のダークさを解き放つ流れが狂おしいほど好きなんですが、あっさり終わってしまうが少々心残り。密かにロングバージョンが存在してほしいと願わずにはいられません。
また、アルバム全体がひと繋ぎの物語のようになっているため、必ず一度は曲順通りに聴くことをオススメします。中でも静と動の対比で揺さぶる#6"ステラ"〜#7"夕立"、幽玄美漂う#8"消失点"、ドラマティックな展開で魅せる#9"真夜中"の一連の流れは特に気に入っています。そんな感じで、デビューアルバムにしてすでに名曲の大渋滞。このままいくと次作も凄まじいことになりそうで戦々恐々です。
またMVやグッズの制作に加え、自主レーベルで販売まで手がけるDIY精神もアッパレ。将来的には自主レーベルから他のバンドのリリースもしたいとのこと。そんなに手広くやっていて大変そうと思いきや、ChatGPTをうまいこと活用しているそうな。やはりAI……! AIはすべてを解決する……!
なおメンバーは現在大学生で就職活動の真っ只中ですが、ラジオで「今後もバンド活動を続ける以外の選択肢はない」と力強く宣言していたことをご報告いたします。今後がますます楽しみですね!

REZN
Burden
REZN
Burden
- release date /2024-06-14
- country /US
- gerne /doom-metal, prog-rock, post-metal, psychedelic-rock, shoegaze
イリノイ州シカゴのサイケデリック・ドゥームメタル・バンドREZNの5thアルバム。
現在のメンバー構成は、Rob McWilliams(Gt)、Phil Cangelosi(Ba/rainstick)、Patrick Dunn(Dr/ Perc)、Spencer Ouellette(Synth/Sax/Lapsteel/Flute/Piano)の4名。
当初は幼馴染のRobとPhilの2人によるプロジェクトでしたが、2014年にシカゴへ移住した後、PatrickとSpencerが加入してセッションをスタート。2016年にバンドとして活動が本格化し、2017年に1stアルバム『Let It Burn』でデビュー。催眠的でありながら、病的なまでにヘヴィなサウンドが話題を呼び、アンダーグランドシーンで高く評価されました。
REZNの持ち味は、サイケ・ストーナーロックやドゥームメタルの土壌にシューゲイズの幽玄美を花開かせたドラッギーでスピリチュアルな轟音にあります。本作は、姉妹作にあたる『Solace』より陰鬱さと閉塞感が増しており、過去最高レベルのダークさに仕上がっています。
イチオシは#1“Indigo”。怪し気なイントロから一気に海獣の咆哮を思わせる重厚なギターが炸裂。渦潮のようにうねるリフに伝統音楽のエキゾチックなメロディが蠢き、禁忌の儀式を覗いてしまったような背徳感が蜘蛛の糸のごとく心にまとわりつきます。
深い哀愁をまとったボーカルがドラマティックなサウンドスケープを拓く#2“Instinct”。異界の子守唄のような導入から一気に轟音をブチ撒ける#4“Bleak Patterns”。東洋風のメロディが妖しく舞い踊る#5“Collapse”。Spencerのサックスが枯れた哀愁を醸し出す#6“Soft Prey”、土砂崩れさながらの荒々しいノイズドゥーム#7“Chansm”までハイライト級の名曲が揃い踏み。
Pink FloydやBlack Sabbathといったレジェンドから、Blanket・Spotlightsなどの重轟音ドゥームゲイズ、Pelagic Recordsのプログ/ポストメタル系など、どれか1つでも好きならぜひお試しあれ。 姉妹作にあたる前作『Solace』も引けを取らない名作なので、併せてチェックよろです。
それにしても、伝統音楽や民族音楽を取り入れるシューゲイズってなぜか少ない(特に日本は)けど、REZNのようにどんどんやってくれていいのよ?

Blóð
Mara
Blóð
Mara
- release date /2024-06-20
- country /France
- gerne /blackened-doom, doom-metal, sludge, doomgaze
フランスのブラッケンドドゥームメタル・デュオの3rdアルバム。アイスランド語で血(Blood)を意味するBlóðは、全ての楽器を担当するUlrich Wegrich (Otargos、元 Regarde Les Hommes Tomber)とボーカリストのAnna Wegrichにより2018年に結成。
煩悩の化身とされる悪魔マーラの名を冠した本作は、これまでのスロウで陰鬱なサウンドを継承しながら、ブラックメタル風のジリジリとしたノイズを放つギターと、波のようにうねる低音が催眠的なムードを演出し、ドゥームゲイズとしての側面も垣間見える作品となっています。
少女たちのシャーマニックな合唱から、一気にドス黒い轟音が放たれる#1“Gehenna”で文字通り地獄の底へご招待。脳を揺らす轟音、鼓膜を裂くノイズ、黒いヘドロのごときヘヴィネスが延々と注ぎ込まれ、完全な闇に閉じ込められるような感覚に陥ることでしょう。ボーカリストのAnnaは魔女のような妖しい歌声と悲鳴のようなスクリーム、苦悶に満ちたうめき声を使い分け、ますます気が狂いそう……暗黒音楽好きには最高のご褒美です!
Presence of SoulやSinistro、Amenraなどの暗黒系ドゥームゲイズ〜ポストメタル好きに超おすすめ!ぜひ闇深い轟音と絶望感に打ちのめされましょう。さぁ皆もレッツ埋葬!
ちなみにBlóðはライブも行っており、2023年にはHellfestにも参加したそうです。いつか日本に来てPresence of Soulと対バンしておくれ~!

Kalax
LOST
Kalax
LOST
- release date /2024-06-22
- country /UK
- gerne /dream-pop, dreamwave, retrowave, synthpop, synthwave
UKリバプールのシンセウェイヴ・アーティストKalax(Lee Blanshard)による4thアルバム。
まずはレビューにあたってシンセウェイヴについて軽くおさらい。シンセウェイヴは80年代のSF映画のサウンドトラックやビデオゲームミュージックをインスピレーション源にして、2000年中頃に誕生した音楽ジャンル。その特徴として、リバースゲートがかかったスネアドラム、リズミカルに脈打つシンセベース、レトロゲームを思わせるピコピコとしたリードシンセなどが挙げられます。言葉で説明するよりも、代表的なアーティストであるMiami Nights 1984の楽曲を聴けば、手っ取り早く理解できると思います。また、トロンやブレードランナーの影響を受けたサイバーパンク風のアートワークもこのジャンルならではの魅力ですね。
その後、シンセウェイヴは細分化され、様々な派生スタイルが生まれました。歌に特化したポップなものや、チルウェイヴを取り込んだアンビエント系、あるいはゴス〜ダークウェイヴに接近したホラー系、さらにはアグレッシブさを追求してインダストリアルメタルと融合したりと、驚くべき多様性を見せながら発展を続けています。その中でも特に夢見心地でロマンティックなものは、いつしかドリームウェイヴ(Dreamwave)と呼ばれ、ロサンゼルスのThe Midnightを筆頭に世界中で大きな人気を博すようになりました。
Kalaxは、Miami Night 1984のような伝統的なインストメインのシンセウェイヴでスタートし、3rdアルバム“Ⅲ”で多数のゲストボーカルを迎え、ロマンティックな感性に磨きをかけ、群雄割拠のドリームウェイヴ界でめきめきと頭角を現していきました。特にこのアルバムに収録されたOut of Timeはシンセウェイヴ史上トップクラスに切なく涙を誘う曲なのでオススメです。
さて、そんなKalaxの5年ぶりとなる本作ですが、再生ボタンを押せばたちまちキラキラとしたシンセが波のように押し寄せ、ネオンサインが煌めく夜のロサンゼルスへと誘ってくれます。まるでブレードランナーの世界に飛び込み、レプリカント、あるいはそれを追うデッカードとなり街を駆け抜けるような感覚が味わえることでしょう。さらに1時間20分という大ボリュームにより、VR体験のような圧倒的な没入感をもたらしてくれます。
また、本作の大きな変更点としてKalax本人がボーカルを披露している点も見逃せません。ちょっとハスキーで哀愁味のある声質が楽曲に深みを与えています。おそらくライブパフォーマンスを考慮した方向転換かもしれませんね。
残念ながら、現時点では日本でシンセウェイヴ系アーティストの来日ライブを目にする機会はほとんどありませんが、この記事がきっかけでシンセウェイヴの魅力に目覚める人が増え、いつか日本のプロモーターが興味を示してくれる日が訪れることを願っています。
シンセウェイヴ好きはもちろん、M83やSchool of Seven Bells、Mint Julepなどのエレクトロ系ドリームポップ〜シューゲイズが好きな方もぜひお試しあれ!

Threaded
The Place You Know
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The Place You Know
- release date /2024-06-27
- country /US
- gerne /shoegaze, alternative-rock, grunge, emo
USピッツバーグのシューゲイズ・バンドの2ndEP。
TurnoverにTeenage Wrist、Hundredth……といったようにエモとシューゲイズの相性の良さは歴史が証明していますが、このバンドも例外ではなく。ヘヴィなサウンドに甘く切ない歌声が見事に調和しています。
Whirrに通じる凍てつくムードを持つ#1“Denton”と#2“Static”に心を撃ち抜かれました。今後の飛躍に期待を込めてランクイン。

Pia Isa
Dissolve
Pia Isa
Dissolve
- release date /2024-06-28
- country /Norway
- gerne /doomgaze, drone, doom-metal, psychedelic-rock
ノルウェーのソロアーティストPia Isaksenの2ndアルバム。同郷のサイケ/ドゥームメタル・バンドSuperlynxのベースボーカルを務める生粋のヘヴィミュージック職人であるPia Isaksenが、Slow heavy dronegazeを標榜し、地鳴りのような重厚なギターとゆっくりと歩みを進めるドラム、妖しく気だるげな歌声によって酩酊感たっぷりの世界観を生み出しています。本作では以前よりボーカルにアトモスフェリックな質感が加わり、若干シューゲイズ度がアップしているため、ドローンやドゥーム系に馴染みがない方もぜひお試しあれ。きっと足をぬかるみに取られながら、霧深い樹海を彷徨うような感覚が味わえることでしょう。お酒を片手にゆらゆらと頭を振るも、そのまま目を閉じて身が沈むに任せるもまた一興かと。BorisやKing Woman, Chelsea Wolfeなどが好きな方もぜひ。
ちなみにPia Isaksenは、本作にゲスト参加したYawning ManのGary Arce と新しいバンドSoftSunでも活動しているので、ぜひチェックしてください。どんな作風かって?そりゃヘヴィに決まってますがな!